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サマンサのおもちゃ箱

趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね

次世代新幹線実現に向けた試験車両E956形「ALFA-X」新造 営業最高360km/hの可能性を検証へ JR東日本

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次世代新幹線実現に向けた試験車両E956形「ALFA-X」新造 営業最高360km/hの可能性を検証へ JR東日本

※Tumblrからの転載記事です

リリースはこちらを見てもらうとして

 ノーズ形状に関してはできる限りシンプルな二次曲面でまとめるのが昨今のトレンドになってるなってのはイメージパースからもうかがい知れるけど、下のタイプは運転台後部にくぼみをつけて、遮蔽板を両脇に立ててる感じになっているのが興味深いところです

 これは後流の安定を意図したものだとは思うんですけどはたして

 Aタイプの先頭はどちらかというと、L0系みたいに可能な限りシンプルにまとめ、車両の横動はアクティブサス・ダンパで何とかするという割りきりがあるのかな? 断面積変化を可能な限り緩やかにしつつも、コクピット周りのつじつまあわせがすごくシンプルになってるのがちょっと気になりました

 側面下部がはみ出してるのは単純に、この区画でノーズを水平にしたい意図があるのと、台車をケーシングするためでしょうね。そのあと運転台が立ち上がるので、側面の出っ張りを減らしながら断面積形状のつじつまあわせをやってる

 ただ、シンプルな形状にしつつ微気圧波を抑えるということはノーズが伸びるということでもあり、Aタイプを360km/hで走らす場合はノーズ長が15mでは収まらないことも同時に意味するわけです

 ノーズが伸びれば稼げる面積が減る。試作車両ならともかく量産になったときにそれは問題があるから、足し算引き算で微気圧波を制御してノーズ長を15mに抑えようという意図で造ったのがおそらくBタイプです

 Bタイプは運転台を手前に持ってきたためそのつじつま合わせにサイドをえぐったため、下の台車カバ部分が必要以上にはみ出して見えるんじゃないかな。注目すべきはこのえぐった部分をどういう風に断面変化させるかだと思う。それによって、車体の形は決まる

 それにしても、シンプルを指向しているにもかかわらずこちらの中国高速鉄道と比べてややこしい形にならざるを得ないのが、日本の新幹線電車の面倒なところだよね

 鉄道車両の造詣はシンプルなのがいいに決まってるんですよ。だけどさまざまな制約から日本の新幹線はややこしいことにならざるを得ない。国際競争力を考えたときにけっこうこれが足かせになるってのはあるだろうな

 実際、日本の新幹線はF-15みたいなもので、シンプルを指向しつつも「ありとあらゆる環境で最高の性能を出せる」ようなつくりになってる。市街地だろうが勾配区間だろうが、大雪だろうが土砂降りだろうが定時で走れる。しかも軸重歯13tていどの軽い軌道でも走れてしまう

 他国の高速鉄道はいうなればF-16で、別に土砂降りの中を定時で走る必要もなければ大雪のときも300km/hで走る必要はない、晴れや曇りや雨という通常の天気で300km/hで走れればいい。「だいたいの地域でそこそこのパフォーマンスを出せればいい」としているんですよ

 確かに性能面では新幹線は万能なんだけど、ほとんどの国ではF-15でなくF-16でまかなえる。そこそこの性能で価格の安い高速鉄道のほうがいいに決まってるんですよ

 まあ、そんなことを考えながらも、ワクワクしますねALFA-X。

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