趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね
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知人が『3,700円で200系新幹線が出ている』という連絡を受けたので取りおいてもらった車両を引き取ってきました。
ジャンクとはいえちゃんと動きますし、動力車の車輪をちょっと磨いたらそれなりに走るようになりました。俺の基準では十分実用に耐えます。これはお買い得といわざるを得ません。とりあえず221+226+225+222の4両に、地元で見つけた225-400を組み込んだ変則5両つなぎで遊んでいますが、単品で226形を探して6両つなぎにできればいいな。215形や237形はまあ、おいおいそろえればいいかな。
なんにせよセット売りが基本の現代において、単品売りをコツコツ集める楽しさは中古・ジャンク品でしか味わえませぬ。237形が来ればそれでよし、そのあと215形を見つけたなら226形をどこからか調達して来ればいいのです。
で、ジャンクというのは前のユーザーによって『中古品としては売れない』手が加えられているケースがままありますが、この新幹線200系の場合はなぜか222形と221形にのみ室内灯が組み込まれていました。
そして221形はヘッドライトも点灯(することもある)のですが、222形は室内灯が点くのにヘッドライトが非点灯というなんともジャンクらしい姿です
それにしても電球色で光が均一に回ってないので、室内灯というよりは車内火災に見えてしまうのがなんとも…しかしこれはこれで「昔の9mmゲージ鉄道模型」っぽいのでよしとします。ただ、LEDではなくムギ球なので長時間走行による発熱が心配ですが。
なお、この200系が我が家で初の室内灯つき車両となりました
こちらは動画。いや~いい音だ。昔の鉄道模型はこのくらいがなり立てて走ってたもんです。いまどきの鉄道模型はどいつがM車だかわかりゃあしない。まさに懐メロモデルです。
9月にはE4系(ピンク)がお輿入れして、東北スジの車両がますますにぎやかになっていきます。
E6系からはじめてみた9mmゲージ新幹線ですが、思いのほか楽しいですね。
上の図は都電9000形の性能曲線です。ノッチは4つで架線電圧から端子電圧は540V。高速電車に比べて電圧が半分なので当然電流がその分大きくなるんですが、車体が小型なのと最高速度が40km/hなので、4N(ノッチ)でも150Aといったところ(なぜか電流のグラフが12A 刻み、電圧が35V刻みになっているのでグラフの読み方に注意してください)
このトルクの出方が面白いのは、ノッチ曲線が重なってないんですよね。おそらく40km/h以上でクロスするとは思うんですが、都電の車両は40km/hでリミッタがかかってしまうため、グラフもそこで途切れてしまいます
で、端子電圧は540Vですが、グラフだと4Nでも400Vくらいまでしか上がっていません。そして電圧のグラフはそれぞれのトルクが維持できなくなる近辺でクロスしているのがお分かりでしょうか。1Nと電圧がクロスするのが6km/h付近、2Nが11km/h付近、3Nが17km/h付近、そして4Nが25km/h付近です
これ、もしかしたらですが、7000形みたいなダイレクトコントローラでのフィーリングを残しているんじゃないかって気がするんです。通常の運転ですといきなり4Nに叩き込んでいけば、25km/hまで3.1km/h/s(250%乗車)で加速していきますが、1ノッチスタートで電圧にあわせてノッチを25km/hまで手動で入れると、トルクの出方が7000形のような電圧制御っぽい動きになるんですよ。たしか都電7000形のノッチは9ノッチあったと思いますので、7000形そのまま、というわけには行きませんが、ダイレクトコントローラの操作に慣れた人でも違和感なく操作できる味付けになってるのかな、と性能曲線を見て思ったのです
実際問題、路面電車は発車直後は信号の様子をうかがいながら微速で走るシチュエーションもありますし、王子や大塚の急勾配を登るときは粘着限界を考えて引張力をあまり大きくしない(=空転させない)運転も必要なので、各ノッチはそれなりに意味があるものと思います
ていうか、レトロ電車は外見だけでなく、実は運転特性もレトロ風、なんて面白いじゃないですか! もっともブレーキは電気指令式なので、7000形のSM3とは似ても似つかないフィーリングなのですが
9000型の運転台です。マスコンがそこはかとなく7000形風なのは、単にレトロ電車だからという理由だけではないような気がするんですよね…8500型の1次車で横型ハンドルを採用したものの使いづらいと縦型に戻された経緯もありますし、これもまた『デザイン』の範疇だと思います