本川越のポポンデッタで謎の脱線を繰り返した700系新幹線〈ひかりレールスター〉。ジャンク品ならあきらめもつきますが、新品をそれなりの額で購入したのに脱線ばかりしてもらっては困ります
そこで、自宅で何が原因かを目を皿のようにして観察しました
R315とR282で組んだエンドレスに、R481のポイント付き反向曲線を作って実験です
編成は窮屈ですが、事故のときと同じ8両
とりあえず1号車先頭で走らせてみると、案の定脱線しました
3号車の左側車輪が浮き上がっているのがわかるでしょうか。このあとR282のカーブに入ると、2号車からきた外側方向への力がカプラを通して台車を回転させ、接地している方の車輪を回転中心にして脱線するというロジックでした
台車が斜めに組付けられているとしたらそりゃあ脱線するわな。マジかよ不良品じゃんと思いましたが、3号車単体で接地させればちゃんと台車は4輪バランスする。しかもポポンデッタで脱線しまくったのは3号車ではなく5号車だった。これはおかしい
そこでこの状態で穴が開くほど車両を観察した結果、原因がわかりました
連結器が抜けかかっています
通電カプラの構造上、このような連結状態だと、オス側の連結器を力点に台車を持ち上げてしまいます。そして作用点となる内側の車輪を浮かせて、大外刈りで脱線にいたるというロジックでした
要は連結がしっかりなされていなかった。それだけのことでした
通電カプラはちゃんとしたまでオス側の連結器がはまっているかどうかを確認しなくてはいけませんね。ああ面倒くさいと思っても、このチェックを怠ると脱線の元ですから
時間貸しのレイアウトだとどうしても走らせる時間を少しでも長く取ろうと、連結チェックがおろそかになってしまいます。通電カプラでやけに脱線するな、と思ったらちゃんと連結できているかどうかを疑った方がいいですね
今回は製品に問題はなく、連結をちゃんと確認してからは脱線皆無で走行しました
それにしても700系新幹線はかっこいいですね