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サマンサのおもちゃ箱

趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね

テーブルトップで新幹線 第4回 E221形式を作る

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テーブルトップで新幹線 第4回 E221形式を作る

第2回でテーブルトップで収まる新幹線お座敷プランを提案しましたが、KATOのE2系1000番台は基本セットが4両なので引込み線からはみ出してしまいます

ホームからはみ出すのはともかく、ポイントに乗っかってしまうのはいただけないです

 まあ1編成しか走らせないんだからこれでも支障がないっちゃないんですが、どうも収まりがわるい。さりとて3両つなぎにするにしてもKATOのセットはパンタのないE225形式がモーター車なので、3両だとパンタがなくなってしまいます。これはちょっとしまりが悪い。
 そこで、家で楽しむ専用車両としてパンタつき先頭車、E221形式を作ってしまおうというわけです。E2系は2両1ユニットで電気系統が構成されているので、ケーブルヘッドがついている側に新しく作る先頭車を配置します。そうなると種車はE223形式が望ましいですね。今回はタマタマポポンデッタでE223形式のジャンクが入手できましたが、ホビーセンターKATOに行けばASSYが入手できるかもしれません。
 
ケースつきで1,200円でした。あと450円出してパンタグラフのASSYを購入。

 工作といってもそんな大それたことではなく、パンタグラフをくっつけるだけの話です。

まずはパンタグラフを載せるための穴を開けます。


そしてパンタグラフをくっつけます。まあこれで終わりにしてもいいのですが、E225形式とユニットを組んでいるんだということを主張するため、ケーブルヘッドをつくります。たいしたことはしてません。3mmプラ棒でまずケーブルヘッドを削り出します。


ヘッドの先端につく碍子は爪楊枝を利用します。


木工用ボンドに浸したつまようじに、ランナー引き伸ばし線をまきつけ、流し込み接着剤で固着します。


見た目はアレですが、大丈夫。遠くから見ればわかりません。


大丈夫…大丈夫


E221-1000形式ができたことで、何とかポイントに車両がかかることはなくなりました。超お手軽加工なのでパンタの両脇にパンタカバー準備工事の台座がありませんが、J70編成以降にはそもそもついていませんので問題ありません。実物知識はかように役立てましょう。


 テーブルトップでE2系1000番台が遊べる。そのことにどれだけの人が意義を見出せるかはわかりませんが、9mmゲージ鉄道模型で新幹線を楽しむ幅を広げるという意味では、これはこれでありだと思っています。プラレールみたいといわれればそのとおりと返すしかありませんが、さまざまな制約の中である程度は無作法を認め、ここぞというところで「らしさ」を主張すればそれなりにバランスは取れると俺は思っています。
 たとえば同じE2系1000番台でも、TOMIXのそれなら無加工でパンタつき3両を組めますが、ケーブルヘッドの向こうにはユニットを組むべき相手がいません。それはそれで「気にならない」なら問題はありませんが、俺は気になります。
 だから、E221形式という架空の形式をでっち上げ、E226形式とユニットを組むという設定を造りました。これが俺なりの「無作法に対する落とし前」というわけです。
 これもまた、鉄道模型の楽しみ方のひとつと笑っていただければ、E221形式も浮かばれることでしょう。もって瞑すべし。
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