個人的にはウェザリングとかもあまり好きではないくらいに、鉄道車両が汚れたり傷ついたりするものは好きではないのですが、ガチャマシンを見かけたので1回回してみました。とりあえず一発でラインナップの中でいちばんほしかった廃新幹線が出たのはラッキーでした
もともとこのシリーズは、自動車の廃車をテーマにした『廃車コレクション』の派生シリーズです。廃車コレクションはいかにも自動車解体場に置いてある廃自動車という感じですが、電車のはボロボロの車体がひん曲がっている感じで、廃車というよりはフィクション世界における朽ち果てた車両、という感じです。それゆえに生々しさがないので、個人的にはセーフ、といった感じです
9㎜ゲージ鉄道模型と並べるとこんな感じ。大きさはカプセルよりもかなり小さい感じです
色から推定するに200系新幹線だとは思いますが、200系新幹線に大窓はありませんし、そもそもこの廃新幹線、ボディマウント構造になっていません。いわゆる0系新幹線を緑色に塗ったと解釈したほうが近いかもしれませんね
こういったコンセプトの車両をJRが許諾するわけもないので、もちろん無許諾品です。また、あまり実車に似せすぎるとJRからクレームが入る危険もあるのであえて0系とも200系ともつかない「新幹線(これはJR東日本・東海・西日本の登録商標)」にしたんだとは思いますが
このほかラインナップとしては廃クモハ・廃蒸気機関車・廃寝台列車・廃貨物・廃ヨクハ5000がありますが、ネーミングセンスを見るだに「ああ、この規格車は鉄道にさしたる興味はないんだな」というのが伝わってきます。なんていうか、鉄道好きならこんなデフォルメはしないだろうな、ということを平然とやってるのが目立ちます。廃新幹線はまだましな方です
それにしても派手にひん曲がってますね。逆にこう言ったファンタジックな破損具合なので見られるというのもあります。鉄道車両というより「そういうオブジェ」としてみる感じですね
まあ、こういうシリーズがあってもいいとは思いますが、個人的には見ていてあまり気持ちのいいものではないです。やはり電車はきれいに整備された車両が線路をさっそうと走っている姿が一番かっこいいと思います
使い道としてはこんな感じでしょうか