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サマンサのおもちゃ箱

趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね

100円ショップのゼンマイ鉄道

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100円ショップのゼンマイ鉄道

100円ショップは今やすっかり定着した感がありますね。100円ショップには食品や文具ばかりでなく玩具も結構あって、おもちゃコーナーを除くと実に楽しいものがあります。もちろん玩具としての面白さもさることながら「よくぞまあこれを108円で作ったなあ……」と感心してしまうものまでいろいろです
 今回はそんな、100円ショップで見つけた玩具を紹介します

 2両つなぎのゼンマイ列車
 なんとMT2両プラスエンドレスの線路がセットで108円です。カプセルプラレールがゼンマイ車1両、もしくはT車+レール1本で1回200円であることを考えると、よくぞまあこの値段で作ったものだと感心せざるを得ません
 カププラだって正直、200円という価格はかなり限界です。おおよそ1個の平均価格が176円とかそんなもんですからホントギリギリ。新規金型を1個作ったらそれで儲けが吹っ飛んでしまうようなレベルです。そうとう型を使いまわして、1シリーズ36,000カプセルくらい販売してやっと元が取れる、そんな感じだと想像します
 なのでこの100円ショップのゼンマイ電車はどういった工夫をしているんだろうという興味が必然とわくわけです
 この手の玩具でコストを落とすにはまず、徹底して金型を減らすことが大事です

 まず、ボディの型は妻面とそれ以外の2分割になっています。かつての童友社のNゲージサイズの貨車みたいな分割法ですね(またわかりづらい例を…)
 そしてゼンマイ車とT車で型を共通化し、2両でボディの金型は3つしか使っていません。カプセルプラレールが4~5つ使うのに比べたら半分以下です
 そして抜き勾配の関係で窓はシール貼り、正面形状もスラントノーズのような感じになったと推測します。もっともあまりにせるとJR東海の承認が必要となるのでこれはこれでいいんじゃないかと思いますが

 カプセルプラレールと並べてみました。同じゼンマイ玩具でも、金型の自由度がそのまま形状の自由度になっているのがわかるかと思います。金型をたくさん使えばよりこだわることはできる。だけどそれは価格とトレードオフなわけです。実際カプセルプラレールも、以前の0系新幹線では窓が抜けていますが、改良品の本製品では正面窓を抜くことをあきらめています。これもコスト面での妥協と思われます。まあ、これはこれでかっこいいと思いますが
 そして線路も封入されているのはカーブレールのみ8本。つまり金型は1種類です。ここまで涙ぐましいコストダウンを行ってやっと108円での販売が可能になったわけです。そう考えるとこの何とも言えない造詣が、愛らしく思えてくるから不思議なものです

 なお、この製品には新幹線のほか通勤電車もあります。205系をうまく模したなかなかのスタイルだと思います

 カプセルプラレールと比べるようなものではありませんが、価格を考えたら大善戦だと思います。ていうかカププラが価格の割に出来が良すぎるんですよ
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