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サマンサのおもちゃ箱

趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね

イチコー ブリキ超特急100系新幹線

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イチコー ブリキ超特急100系新幹線


 イチコーはブリキ玩具を主に製造していた会社で、2000年に倒産しています
 鉄道車両のブリキ玩具は新幹線電車から民鉄電車まで実に数多くの種類を作っておりました。かくいう俺も、イチコーの101系電車で幼少のみぎりを過ごしておりますし、たしか名鉄7000系パノラマカーも持っていました

 101系にまたがって楽しそうなサマンサちゃんです。当時はまさかこんなひねくれたおっさんになるとは思ってもいませんでしたよ。まだこのころは「101系が前パンなんておかしい!」なんて言いませんでしたもん!
 閑話休題。古くからブリキ玩具を作っていたイチコーですが、やはり新幹線電車は売れ筋だったようで、0系はもちろん倒産するまでに登場した新幹線電車はほぼ網羅しています。もちろん1000形新幹線や911形ディーゼル機関車まで登場しています
 で、この100系ですがピンストライプのラインといい0系よりとがったノーズといい、100系の特徴は一通りおさえています。しかし、100系の売りは2階建ての149形・168形じゃないですか。だけどブリキの型を0系から流用した結果、オール平屋建ての編成となってしまっています。まあこれはこれで、暫定12両時代の〈こだま〉を髣髴させて悪くはありません
 ところでこの100系、ちょっと不思議なんですが

 基本イチコーのブリキ新幹線はこのように窓部分がくぼんでいます

 しかしこの100系に限っては、どういうわけか公式側側面だけ窓にくぼみがないのです。俺は2両100系を持っていますが、2両ともこうなっています。なお、中間車は両サイドとも窓にくぼみがあります

 ところでよく見ると、100系とはいいながら実はあまりノーズがとがっていません。別パーツの連結器カバでそれっぽく見えているだけで、断面は0系新幹線のそれです。ついでに言うと屋根肩まで白くしたところに誠意を感じはしますが、肩のルーバーは余計ですし、そこに青のストライプは入りません。なおこの屋根肩部分、1000形新幹線のころから白かったんです。100系が張り上げ屋根になって玩具に実車が追いつく格好になったといういわくがあります
 ついでに言うと窓枠が銀色なのは1000形新幹線で、100系どころか0系だって窓枠は押さえ型枠になってます
 つまりこの100系、大元となる型は1000形新幹線のもので、そこから0系に、そして100系に目立つ部分を変更しながら改造されてきたものと推測されます。まるで少しずつ継ぎ足して作っている秘伝のたれのような味わい深さを感じるじゃありませんか! 玩具におけるリアリティなんてスパイス程度でいいんです。大事なことはこの場合、出来上がったものが「新幹線電車に見えるかどうか」でしょう。これは大いなる違和感は覚えても、ちゃんと100系新幹線に見えるのだから、玩具としては申し分ないのです。下手にこだわって価格を上げるのは玩具の精神に反します
 まあ、型の流用でいえば100系なんかよりもっとすごいものもありますから。ええ
 しかし、時代の流れとは言えイチコーがなくなったのはちょっと寂しかったですねえ……
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