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サマンサのおもちゃ箱

趣味の話ばかりになってきたので改題。模型やおもちゃや実車など、鉄道にかかわるそんな話をつらつらと。好きなジャンルは民鉄と新幹線ですが、最近は新幹線成分が多めですね

思うところはみんないろいろあるのね

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思うところはみんないろいろあるのね


 浅草ポポンでの顛末を動画にまとめました
 「年寄りのたわごとだから話半分で聞き流せ」と書いておいたのに皆さんけっこうコメントをしてきました。レンタルレイアウト勢にとってTOMIXポイントにはいろいろ思うことがあるのですね
 もともとTOMIXの線路は業務用で使うことを想定してません。そしてTOMIXの元締めであるタカラトミーは玩具メーカー。つまり鉄道模型とは言えどSTマークに準拠した設計を強いられている可能性は十分にあります
 TOMIXのパワーユニットが12V/1.2Aを上限としているのもその影響でしょう。かつては交流17Vでポイントを駆動していたものを直流12V駆動にしたのもそういった背景があると思われます
 交流17Vあればポイントから「ブン!」って音はしますが、ドロップしても15Vくらいは維持できるのでポイントはしっかりと転換します。これが12Vだと10V程度までドロップするので、10Vからコンデンサが放電を初めて何ミリ秒電圧を保てるかと考えると心もとないのはよくわかります。たぶんAC17Vからの転換はかなり不本意だったんじゃないかと推測しています

 TOMIXのPL-140-30ですが、完全選択式を実現するために蓋を兼ねている基板とレールを接点で結んでいます。その数実に10ヶ所。そのうち4ヶ所はスライドして電気の流れを変える接点です。ここに最大で12V/1.2Aの電流がかかる。点接触ですから抵抗は大きいものと推測されます。そりゃあ接点荒れますよ。電圧降下しない方がおかしいというものです
 ほかの接点も線接触で心もとない。ホコリが入ったらかなりクリティカルに通電を阻害します。しかも完全選択式なので、1ヶ所死んだらポイントとして機能しません
 ただ、上のポイントを見てもわかる通り、家庭での使用であればそこまで切り替えをすることはないので(たぶん1回の運転で20回も換えないと思います)、この設計でも十分用をなします
 しかし、レンタルレイアウトではそうはいきません
 1時間走らせてポイントを20回転換することは珍しくないでしょう。それを1日平均3人が利用するとしても1日で60回、月換算で1800回の転換が行われます。選択式ポイントというのは電流を遮断する装置でもありますので、ばねの力で接触している接点は電流が通るたびに荒れて通電不良を引き起こします
 家庭用のポイントを業務用で使うべきではないのです

 せめてKATOのユニトラックを使ってくれればという思いはあります。なんせ接点をねじ止めでガッチリ面接触させているので、通電に関してはTOMIXの比ではないほどに安定しています。さらに非選択式にすればトラブルはほぼ根絶できると思いますね
 業務用であれば非選択式でセレクタを用意するのが筋です。ただギャップを切って線路ごとの通電管理をユーザーに任せるのは無理があるのはたしかです。もしくはDCCですかね
 カトーの場合ユニジョイナーにアキレス腱を抱えていますが、これは補助フィーダの設置で対応可能です。なのでレンタルレイアウトの線路にKATOユニトラックがもっと普及するといいんですけどね
 もっとも、レイアウトパターンの自由度においてユニトラックはTOMIXに数歩譲るところがあるのですが。特に4番ポイント周りのいびつな設計とかは嫌われる要素かと思いますし、かといって6番ポイントはでかすぎて取り回しに問題あるんですよね…
 とにもかくにもTOMIXのファイントラックは巷で言うほど悪いものだとは思いません。いろいろユーザーと関係のないところで妥協を強いられた部分はありますが、自宅のお座敷レイアウトで使う分にはよく考えられていると思います
 ただ、家庭用のシステムを業務用で使うことが間違っているのです
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