プラレールの関連商品はいろいろ出ていますが、2001年に発売された「ミニミニプラレール」もそのひとつです
1個100円でレールと車両が一つずつ入った食玩で、画像のブルートレインのほか、新幹線や特急列車がありました
造形に関しては100円の食玩ですので徹底的に割り切ったものになっており、ボディは基本たい焼きのあんこのごとく縦に唐竹割となった2パーツで構成。したがって抜き勾配の関係から造形はかなりの妥協を強いられています
とはいえ、意地を見せるところはがっつり意地を見せており、例えば抜き勾配の関係で表現の難しいヘッドライト、テールライトはそこだけ型を新規に起こしています。ヘッドライトにうっすらと見える縦のパーティングラインに意地を感じるではありませんか!
塗装は極めて雑で、EF65にいたっては前後でマスキングが異なるという無様を見せてはいますが、まあそれを仕方がないこと。むしろ100円の食玩でよくもまあ2色も使ったものだと感心せざるを得ません。
▲前後でクリームのマスキングが異なるのがわかりますでしょうか。たぶん連結器のマスキングを考慮した結果だと思います。
ところで、付属の客車なんですがよくわからない造作があります。
上の画像の窓が1個だけ抜けていないのです。この客車だけでなくもう1両の客車も窓が抜けていないので、これが仕様なんだと思いますがちょっと解せないところです。
動力はなし。手転がしで走らせますが、車輪はこのような仕様になっており、レール間を走る格好になります。実はこれ、プラレールアドバンスのように本来のプラレールの線路で複線走行が可能なようになっています
ミニミニプラレールが案外、プラレールアドバンスのヒントになったのかもしれません