もともと新幹線電車は好きでした。鉄道の中でも電車が好きで、大量高速輸送という鉄道の本質に忠実な新幹線電車は自分の中では電車オブ電車で、基本民鉄好きで国鉄/JRにはあまり興味がなかった中で、新幹線だけは例外的に好きでした
ただ、鉄道模型ではその暴力的な輸送力がゆえにやたら場所を食うこともあって手を出さずにすごしてきました。9mmゲージは小さなスペースでレイアウトが楽しめるというのが売りですが、それはあくまでも連結両数を妥協した上で成立するものなんです
鉄道模型というのは「どの表現を優先してどの表現をオミットするか」という、足し算と引き算の繰り返しで、その結果が遊ぶ人の個性になると思っています。たとえば103系だったら俺は、必ずしも10両にしようとは思いません。末端区間を4両で走る姿とか、鶴見線の3両とかそういった現実を踏まえて編成短縮が可能なシチュエーションを造れるからです
しかし、新幹線の本質は大量高速輸送です。長編成で雁行してこそ新幹線なわけです。そうなると俺の中では編成短縮は受け入れられない。しいて言うなら山陽新幹線のQ編成とか九州新幹線のU編成が4~6両でまとまりますが、東海道新幹線はやっぱり16両ないとさまにならない。仮に16両を組んだとしても走らせるスペースがない
そんな気持ちもあって、新幹線の購入は見送ってきました
そんな中「ミニ新幹線なら在来線区間という遊び方もできるし、編成も短めだから楽しめるかも」という発想から、E6系をうっかり買ってしまうのです。E6系は7両とコンパクトにまとまり、赤くてかっこいい新幹線電車なので最初に買う新幹線電車としても申し分ありませんでした
で、買ってみるとこれが実に素敵なクルマで、ああ、やっぱり新幹線は最高だと思ってしまったんですね
パンドラの箱を開けてしまいました
そして気づいたら我が家にはE2系1000番台がいたんですよ!
フル規格の新幹線電車で10両つなぎ。もう「在来線と見立てられるから」なんて言い訳は通じません。家で走らせると床に蛇がのたくってるみたいで無様なことこの上ないのですが、サマンサちゃんはこう思いました
ならば家で走らせなければいい
たぶん本川越にポポンデッタがなければ、新幹線電車にのめりこむことはなかったと思います。つまり、俺が2016年~2017年に新幹線電車の鉄道模型にのめりこんだのはポポンデッタが悪い! となるわけです
そして決定的になったのは、ジャンクで入手した0系新幹線です。なんだ、ジャンクでも再生すればちゃんと走るじゃんと
ここからはもう堰を切ったように導入が進み、2017年末で編成を組んでるのは以下のようになりました
N700A16連・100系16連・0系16連・1000形2連
200系8連・E2系10連・E4系8連・E6系7連
以上8編成83両が現在のフリートです
2018年も新幹線中心であることに変わりはないと思いますが、在来線だって嫌いではない(ていうか嫌いな鉄道車両とかは基本ありませんし)ので、そちらもいくらか充実させていきたいなと思ってます