鉄道模型

[PR]

×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
381系補修計画

　381系クハ381の塗装ハゲをタッチアップしました
　クリーム色の部分は隠蔽力の薄い色を塗るのでサーフェイサーを一吹きしてからクリーム4号と小田急ケープアイボリーを混ぜた塗料を一吹き。この一吹きのためにコンプレッサを買いました
　赤は隠蔽力が強いのでそのまま筆でタッチアップ…と思ったら思ったより隠蔽力がないので、乾いてからもう一度赤を塗る予定です

　拡大するとみられたもんじゃありませんが、黒い大穴があいていた時に比べりゃあまったく気になりません。そもそも9㎜ゲージ鉄道模型をこんなアングルと大きさで見る方が間違っています。幸いにも老眼が進んだ眼には遠くから見る分にはそれほど違和感がありません。歳をとるのも悪くありませんね
　それにしても381系。最初はジャンクを買って4両くらいで楽しむつもりでしたが、走る姿が思いのほかかっこよくてついついフル編成にしてしまいました。模型から好きになる列車というのもあるんですね

PR
安いようで安くないよな…

中古品を通販で買うというのはある意味ギャンブルです。ましてやホビーオフのようにさほど鉄道模型に詳しくないお店で買うなら、何が来ても笑って許せる度量を持たなくてはいけません
　さて、8両で6,480円というバカみたいに安い700系新幹線がホビーオフのサイトにあり「これは買いだ！」と間髪を入れずカートにぶち込んだ俺ですが、本日無事届きました

　開封前にまず「何があっても笑って許そう」という寛大な気持ちになります。いわゆる禅マインドです。悟りを開き、すべてを受け入れるのです
　そしてふたを開けました。付属品は予想通りなにもついていません。まあそれはいい。そして9号車のケーブルヘッドが欠落してますが、これも予備品が手持ちにあるのでまあ許容範囲。

　パンタグラフがない！　オーマイガッ！　これは予想外
　とはいえカトー製品はASSYパーツがそれなりに出回っているのでそこまで深刻なダメージではありません。何となればジャンク品からむしってきてもいいですし。ただ、このあたりから余分な出費を考えてしまいます

　KATOの700系はロゴマークは別添のシールを貼りますが、中古品なので当然のようについていません。ていうか明らかにシールをはがした跡がありますね。まあもともとKATOのシールは貼るとちょっとみっともないレベルで似ていないので貼るつもりはなく、R-工房のデカールをすでに発注しているので失点ではありません。汚れはレールクリーニング液を綿棒に浸して軽く磨いたら取れました

　ライトが点きません
　とはいえよっぽど過電流を流さない限りLEDなんて死ぬもんじゃありませんから、こういうのは接触が悪いだけというのが相場です。ですから分解して接点をちょいちょいと磨いてやればたいていは直ります

　ほら点いた
　しかし、車体の汚れといい接触不良といい、前オーナーはこの間の381系ほどではありませんが、かなり野蛮な使い方をしていたと推測されます。それで不調になったから売却したのかな？
　なんか700系がかわいそうになりますが、そういう人が売却するから俺が安く買えるわけですから一概に前オーナーを非難できるものではありません

　動力は案の定、ギアにホコリがみっちり詰まってます。まあこれはE3系同様台車をばらして磨いてやりましょう。ちなみにこの状態でもそこそこ走りました。車輪は想像通りの汚さ。たぶんここまでノーメンテで走ってます

　とりあえずざっと俯瞰してみましたが、パンタグラフ以外は手持ちのアレやソレでなんとかなりそうです。パンタグラフもASSYがあれば適当に入手して、増結8両を迎え入れてデビューさせてあげたいですね
　ところで、未曽有の金欠状態は大丈夫なのかねサマンサ？
主はみていた

　E3系1000番代、E326形のケーブルヘッドがついていませんでした。まあ、中古・ジャンク品ではよくある話ですし、それ込みでの7,120円なのですからこちらとしては納得ずくの話ではあります。別に走っているときは気になりませんし
　ところがですね、あったんですよケーブルヘッド

　800系新幹線は3両1ユニット。3号車と4号車の引き通しにケーブルヘッドを使っています。で、KATOの800系がうちにはあるじゃないですか！　とおもってケースを見たらあったんですよあまりのケーブルヘッド。前オーナーに圧倒的感謝！　よくぞ残しておいてくれました！
　この800系新幹線は今年の1月にホビーオフで衝動買いしたものですが、主はきっと将来俺がけーうるヘッドを欠損したE3系を買うと預言していたのでしょう。敬虔な信者（何の神を信仰しているんだサマンサ）である俺に対して、主は救いの手を差し伸べてくれたのです

　大きさもぴったり。E3系の男前がまた上がりました

　381系レストア計画のほうもゆっくり進めていきます。とりあえずポポンデッタでクリーム色4号と赤2号を買っておきました。二つで560円＋税。まあそれはいいんですがいま、エアブラシのコンプレッサが壊れていて塗装できないんですよね
　とはいえコンプレッサを新しく買うほどキットを組むこともないですしどうしようかなと考えていたら、アオシマからバッテリ駆動の小型コンプレッサが出るということでソイツを検討しようと思っています
　それまではエアスプレー缶でも買ってきて塗装しようかなと。確かあれ600円くらいで買えたと思うし
　381系は基本的に塗りなおしはせず、あくまでも元の色を活かしたタッチアップにとどめるつもりです。丸ペンで元のTOMIXの持ち味を殺してしまうのも本末転倒だと思うので
よみがえるヘッドマーク

ジャンクのクハ381、買ったときの袋には「前照灯点灯しません」と書いてありました。そりゃあ車輪がなくて集電板が欠損していたら点くわけがありません

　とはいえ、集電板はすべて欠損しているわけではなく、3枚だけ残っていました。ということは生きている集電板をなんとかすれば1両だけは前照灯が生き返るのではないかとサマンサさんは考えました

　集電板を塩素に付け込んで、そのあと#1200の耐水ペーパーで磨きました。酸化膜を引きはがせばなんとか通電するのではないかという目論見です

　何をどうすればこんなに汚くなるのか、ってもう5万回くらい言ってる気がしますが、接点をとにかく磨きます。このころのTOMIX製品は、プラ床に集電板を焼きなましているので取り外せないのがつらいところ。綿棒で磨いたくらいではまるで取れないので最後はマイナスドライバでこそげ落としました

　片側台車からしか集電していないのでとてもセンシチブですが、とにもかくにも電機は生きていました。生きていれば何とでもなります

　車体を組み込んだら、前オーナーが無造作に付けた〈しなの〉が浮かび上がりました。ボロボロのボディですが灯りが入ると「俺はまだ生きている」という生命感が伝わってきます。工業製品に何言ってるんだとか言わないそこ！　こーゆーのは気分の問題なんだから
　で、こちらのクハ381は二軸集電という不安定さは課題になっているものの照明が復活しました。こうなると俄然、もう反対側も集電板を確保して点灯可能にしたくなりますね
　浅草で出会ったのも何かの縁です。サマンサ鉄道カーブ式会社ではこの381系をゆっくりとではありますがレストアしていきたいと思っています
思うところはみんないろいろあるのね

　浅草ポポンでの顛末を動画にまとめました
　「年寄りのたわごとだから話半分で聞き流せ」と書いておいたのに皆さんけっこうコメントをしてきました。レンタルレイアウト勢にとってTOMIXポイントにはいろいろ思うことがあるのですね
　もともとTOMIXの線路は業務用で使うことを想定してません。そしてTOMIXの元締めであるタカラトミーは玩具メーカー。つまり鉄道模型とは言えどSTマークに準拠した設計を強いられている可能性は十分にあります
　TOMIXのパワーユニットが12V／1.2Aを上限としているのもその影響でしょう。かつては交流17Vでポイントを駆動していたものを直流12V駆動にしたのもそういった背景があると思われます
　交流17Vあればポイントから「ブン！」って音はしますが、ドロップしても15Vくらいは維持できるのでポイントはしっかりと転換します。これが12Vだと10V程度までドロップするので、10Vからコンデンサが放電を初めて何ミリ秒電圧を保てるかと考えると心もとないのはよくわかります。たぶんAC17Vからの転換はかなり不本意だったんじゃないかと推測しています

　TOMIXのPL-140-30ですが、完全選択式を実現するために蓋を兼ねている基板とレールを接点で結んでいます。その数実に10ヶ所。そのうち4ヶ所はスライドして電気の流れを変える接点です。ここに最大で12V／1.2Aの電流がかかる。点接触ですから抵抗は大きいものと推測されます。そりゃあ接点荒れますよ。電圧降下しない方がおかしいというものです
　ほかの接点も線接触で心もとない。ホコリが入ったらかなりクリティカルに通電を阻害します。しかも完全選択式なので、1ヶ所死んだらポイントとして機能しません
　ただ、上のポイントを見てもわかる通り、家庭での使用であればそこまで切り替えをすることはないので（たぶん1回の運転で20回も換えないと思います）、この設計でも十分用をなします
　しかし、レンタルレイアウトではそうはいきません
　1時間走らせてポイントを20回転換することは珍しくないでしょう。それを1日平均3人が利用するとしても1日で60回、月換算で1800回の転換が行われます。選択式ポイントというのは電流を遮断する装置でもありますので、ばねの力で接触している接点は電流が通るたびに荒れて通電不良を引き起こします
　家庭用のポイントを業務用で使うべきではないのです

　せめてKATOのユニトラックを使ってくれればという思いはあります。なんせ接点をねじ止めでガッチリ面接触させているので、通電に関してはTOMIXの比ではないほどに安定しています。さらに非選択式にすればトラブルはほぼ根絶できると思いますね
　業務用であれば非選択式でセレクタを用意するのが筋です。ただギャップを切って線路ごとの通電管理をユーザーに任せるのは無理があるのはたしかです。もしくはDCCですかね
　カトーの場合ユニジョイナーにアキレス腱を抱えていますが、これは補助フィーダの設置で対応可能です。なのでレンタルレイアウトの線路にKATOユニトラックがもっと普及するといいんですけどね
　もっとも、レイアウトパターンの自由度においてユニトラックはTOMIXに数歩譲るところがあるのですが。特に4番ポイント周りのいびつな設計とかは嫌われる要素かと思いますし、かといって6番ポイントはでかすぎて取り回しに問題あるんですよね…
　とにもかくにもTOMIXのファイントラックは巷で言うほど悪いものだとは思いません。いろいろユーザーと関係のないところで妥協を強いられた部分はありますが、自宅のお座敷レイアウトで使う分にはよく考えられていると思います
　ただ、家庭用のシステムを業務用で使うことが間違っているのです