Twitterをやめた。
理由はどうあれ、濡れ衣を着せてあげくに携帯電話の番号を要求しておいて、システムトラブルの際に「ようこそ!」とかいうふざけたヘッダでメールを送りつけるシステムに自分は信用がおけなくなった。聞くにセキュリティ強化の改良をした結果、人を違反者扱いしたそうで、そんなずさんさを見せ付けられて「セキュリティ」とか言われてもねえ……。
もちろん、そこで出会ったフォロワーの皆さんと突然のお別れをすることが苦痛でないわけがない。それでも、自分が信頼できないシステムを利用するのは耐えがたかった。
で、Twitterから離れて思うことは「Twitterのためのことば」というのをずいぶん紡いでいたな、ということ。たとえば今、この文章は西武新宿線の小平駅で書いているのだが、Twitterをやっていたら間違いなく「小平着~」なんて世間に向かって叫んでいたわけだ。
システムのためにことばをあつらえていた。
Twitterをやっているときはほぼ無意識にそういったことを、Twitterがなければ呟きもしなかったであろうことをつぶやいていたわけだ。なるほど。
ふと思ったんだが、もしみんながこれを声に出していたらスゲーことになるな……。誰かに聞いてもらいたくて誰かと繋がりたくて、あちこちで呟いてるわけだもんな。
かつて中島みゆきが「C.Q.」という歌を発表したけど、いつのまにか俺もあの世界にどっぷり浸かってたんだねえ……。誰かいますか聞こえていますか、の世界だねこりゃ。
さて、さしあたってtwitterをやめて困った点は、手っ取り早く愚痴を垂れ流す場所がなくなったことだ。心に沈殿する前にTwitterで吐き出しちまえば心に残らずスッキリするんだが、時間をおいてブログなんかに書き出した日には、文章として整形したりするため、根本的な解消にならんのだ。ゲロはその場で吐くもので、いったん胃に収めてから喉に手を突っ込んで出すもんじゃないんだよね。
もとより交流や馴れ合いは望んでないので、そーゆー面倒がない手軽な呟きシステム……Twitterしかないんだよね結局。
だからといって「さようなら」と啖呵を切った手前戻るのも粋じゃないし、何よりも自分に濡れ衣を着せたTwitterをもう信用できない。
さて、どうしようかねえ……。